今年の夏は本当に長かった。9月どころか10月になっても真夏日の出る陽気。10月も半ばを過ぎたところでようやく秋らしい乾いた風が吹き始めるという……そんな異常な夏だった。普段は夏場もバイクで走り回る僕だが、正直外へ出る気がせず（まぁ、ケガもあったが……）、秋口になってようやく庭先で整備をはじめ、ツーリングにオフロードコース走行と忙しく走り出したところだ。そんなこれからのバイクのベストシーズンに紹介したいのが、レッドバロンが運営している会員制のリゾート施設「カイザーベルク御宿・月の沙漠」だ。
「カイザーベルク 御宿・月の沙漠」はレッドバロン会員とその同伴者であれば無料で利用できる会員制リゾート施設。
「え？ 御宿っていったら超有名海水浴場でしょ？ 秋に行ってなんになるの！？」なんて思うかもしれないが、実は我々ライダーにとって千葉県の外房地域は海水浴シーズンが終わってからがベストシーズンなのだ。なんせ超有名海水浴場だけに、夏のハイシーズンは行楽客が外房に大挙して押し寄せる。千葉県は南へ行くほど先細りな地形であることもあり、海岸沿いの道はどこもたいてい大渋滞。食事しようにも高いは混むわ。ちょっと休憩するにもバイクを停める場所がなかなか見つからない。僕も千葉県民だし、御宿の海水浴場には子どもの頃からずいぶんお世話になっているのだが、バイクに乗るようになってからは海水浴シーズンの外房地域にあまりいい思い出がない（笑）。
海水浴シーズンが終わったとたんに御宿の海は静けさを取り戻す。白い砂浜を散歩しているだけで身も心もリフレッシュ！
外房の路地裏探検のススメ
さて、そんな静けさを取り戻した外房へ出かけるなら、ぜひおすすめしたいのが海沿いの細道探検だ。起伏に富んだ海岸線を持つ外房地域には、国道や県道をそれて1本海沿いの道を走るだけで、昔ながらのノスタルジックな風景に出会うことができる。
早々と国道や県道のバイパス化が行われたおかげで、昔ながらの旧街道や生活道路がそのまま細道として残されたというわけだが、これがなかなかに狭い（笑）。クルマで入るにはUターンどころか、すれ違いさえ躊躇するような生活道もある。そんなところへ気兼ねなく入り込んでいけるのも機動力の高いバイクの特権というわけだ。
上のGoogleマップには、今回僕が「カイザーベルク 御宿・月の沙漠」の施設取材にかこつけて走った細道の一部をご紹介。外房地域は、国道・県道からちょっと外れるだけで、離島を訪れたようなノスタルジックな風景がまだまだたくさん残っているので、そんな景色を拾い集めながら走ってみるのも楽しいのではないだろうか？
外房の細道ってどんなところなのかって？ それは実際に走ってのお楽しみ！ ……なので写真はいっさいお見せしないことにしたが、ぜひ“こんなところ走っていいの？”なんて風景を楽しんでいただきたい。そんな細道は、初見では入ることさえ躊躇しがちだけど、上のGoogleマップのマイマップの軌跡を辿れば抜けられると分かっているのでどんな細道でも安心して突入できるというもの。とはいえ、生活道路はあくまで地元の方の生活が優先！ 我々、旅人はあくまで部外者なんだってことを肝に銘じて路地裏探検を楽しむことにしよう！
レッドバロンの会員制リゾート施設「カイザーベルク御宿・月の沙漠」
「カイザーベルク御宿・月の沙漠」は、御宿海水浴場に隣接。敷地から出ればそこはもう御宿の砂浜なのだ。
御宿を含む、千葉県外房地域の路地裏探検をするなら、拠点は「カイザーベルク御宿・月の沙漠（南房総）」にするととっても便利。カイザーベルクは、レッドバロンの会員制リゾート施設で、今回紹介する「御宿・月の沙漠（南房総）」に加え、「穂高（信州）」、「城ヶ崎（伊豆半島）」、「三河・寺部海岸（三河湾）」、「海の家（三河湾）」、「びわ湖（滋賀県）」の６箇所がある。
レッドバロンでバイクを購入した“レッドバロン会員”とその同伴者であれば無料（予約が必要な有料サービスも有）で利用可能だからツーリングの目的地としてはもちろん、途中で休憩がてら道の駅感覚でふらっと立ち寄るなんて利用の仕方もできるぞ。
「カイザーベルク御宿・月の沙漠」には軽食コーナーもあり、予約は不要。バイク用駐輪場もあるのでレッドバロン会員なら気軽に利用できるというわけだ。
せっかくレッドバロンでバイクを買ったのなら、レッドバロン会員としてのアドバンテージを活用しない手はないってわけだが、ちょっと路地裏探検にスペースをとりすぎたので、「カイザーベルク御宿・月の沙漠（南房総）」の施設については次回しっかりレポートしま〜す！
●カイザーベルク 御宿・月の沙漠
〒299-5106 千葉県夷隅郡御宿町須賀2208-28
TEL：0470-68-7051
定休日：毎週木曜日（祝日は営業）・年末年始（12/31～1/3）
営業時間：10:00～17:00
