愛車スーパーカブ110(JA44)に関する日頃の記録をお送りしている当連載。久々の今回はレッグシールドに貼り付いて剥がれないガムテープを落とす……という実にニッチな記事となっております!
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ナゼそんな所にガムテを貼っていたのか……その経緯
前回の「日誌」が2023年10月!? 時の経つのは早い、と言い訳しつつ、久しぶりの今回は“レッグシールドにこびり付いた古いガムテープを落とす”というもの。
「アレ? 見覚えあるぞ」と思ったアナタは、スーパーカブ110日誌の熱心なファン(おい)。2023年4月の日誌が「レッグシールドの汚れはコレで超カンタンに落とせる!」だったのだ。
また同じような記事かい! と我ながら思うのだが、ちょっと内容が違うし、目に付く部分なのだからキレイにしたいのは仕方がないでしょう……と開き直っておきたい(笑)。それにガムテではなく、ステッカーを剥がしたい時に役立つと思うのだ。
さてガムテを貼っていたのはレッグシールドのこの部分。ツメで剥がしてもこんなカンジでこびりついておる。

↑ハイ、汚い!
さて、なぜそんな所にガムテを貼っていたのか。ツーリングで股下の部分にバッグを載せていたのだが、その擦れ防止用に貼っていたのだ。

↑バッグとは、ラフ&ロードの「RR9227 フロントフロアバッグ」。足元のスペースに収納ができて非常に便利なので、ツーリングで重宝している。昭和レトロ紀行でも度々登場中。
【スーパーカブ110日誌】あの部分に収納スペースができると超ベンリィだ!
ただし、直接レッグシールド上に載せると擦れて小キズや汚れがついてしまう。これをキレイにしたのが2023年4月の記事。その後、キズを防ぐために紙製のガムテープを貼っていたのだ。
【スーパーカブ110日誌】レッグシールドの汚れはコレで超カンタンに落とせる!
2024年6月に『昭和レトロ紀行 群馬県太田市&大泉町編』のツーリングをした際もガムテを貼っていた。“またどうせすぐにバッグを使うだろ”とそのままにしておいたら、12月に突入。冬場になって乾燥したせいかカチカチに固まっている! ツメで引っ掛けても表面の紙を少し剥がせるだけで、大部分は残ったまま……という有様だ。
調べてみると、テープを長時間貼っておくと乾燥して粘着材の強度が増し、糊が残りやすくなるらしい。
ズボラな自分に腹が立つし、早く剥がしておけばよかった、という後悔も先に立たず……。何とかしたい。
お湯&洗剤・・・・・・まずは樹脂にやさしい方法でトライ!
ネットで検索してみると、テープの剥がし方として「水で濡らしてふやかす」「台所用洗剤に浸けておく」「ドライヤーで温める」といった方法が出てきた。
水で濡らしてふやかすと、粘着剤の粘着力が弱まるという。また、台所用洗剤には、界面活性剤が含まれていて、これも粘着剤の力を弱める効果があるそう。そして粘着剤は高温に弱いため、ドライヤーを使うとシールを剥がしやすくなるようだ。
レッグシールドは樹脂(ポリプロピレン製)なので、なるべく攻撃性が少ない方法でキレイにしたい。これらの方法なら問題はなさそうだ。
というワケで、さっそく実施。ドライヤーを使える環境にないので、お湯に台所用洗剤を混ぜてスプレーで濡らしてみた。

↑台所用洗剤が入ったお湯をスプレー!

↑濡らして放置中。
待つこと20分ほど。こそぎ落とすヘラとして“プラ製の板”がいいらしいので、使わなくなったカードで擦ってみた。

↑ゴシゴシ、ひたすらゴシゴシ。
表面の紙はそれなりに取れたけど、粘着材は残ったままだ……。
ならばシール対応チェーンクリーナーの出番!
レッグシールドにダメージがありそうなので、本来なら使いたくないのだけど、溶剤系を使ってみることにした。まずはシールチェーン対応のチェーンクリーナー(炭化水素系溶剤)。Oリング(ゴム)を痛めないので、樹脂にも攻撃性は少ないはずだ。

↑Oリング対応のチェーンクリーナーをスプレーして、またカードでゴシゴシ。
その結果は……。

↑それなりに剥がれた! けど取りきれないというビミョーな結果に。
最終兵器、パーツクリーナーを試してみた!
ええい、こうなったら最終兵器、パーツクリーナー(石油系溶剤)を投入だぁ!
アレ!? 意外とさっきのチェーンクリーナーと変わらない? と思っていながらカードで擦っていると変化が! 少ししたら固い粘着剤が溶けてガムのようにドロドロになってきた。

↑溶けた粘着材をカードでこそいでまとめて、ウエスで拭き取ると……。

↑あらキレイ! ツヤはないが、コンパウンドなどで磨けばOKだろう。
もちろん「パーツクリーナーが一番効くだろうな」とは私も思っていた。マイルドな方法で対処したかったので、なるべくなら避けたかったのだけど、背に腹は代えられない(笑)。それにしても効果は劇的。ただし、かけすぎると樹脂が溶けたり変色する恐れもあるので、ご使用の際はくれぐれも事故責任でお願いします!
これで気持ちよく乗ることができるのでウレシイ。さて今度はもっと剥がれやすい養生テープを選ぶことにしよう!(というか、すぐに剥がせば問題なかったじゃろ、というセルフツッコミを入れて終わりにしたい)。
さて次回のスーパーカブ日誌は既に取材済みなので近日公開!「購入4年目を迎えて」の巻!
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