ライダーにとって引っ越しは一大事だ。なぜならバイクには、日々の点検やメンテナンス、故障時の修理が必要。冷蔵庫や洗濯機などの家電のように、お店で買ってきたら壊れるまでひたすら使い続けるって訳にはいかない。走ればそれだけタイヤも減るし、エンジンオイルも汚れたら交換しなければバイクの故障の原因になる。またチェーンのたるみ具合のチェックや張り具合の調整も必要。
簡単なメンテナンスなら自分で道具を揃えて楽しむという方法もあるけど、タイヤ交換や2年に一度の車検などはやっぱりお店に頼ることになる。バイクライフには定期的にバイクを持ち込む“かかりつけ医”的な馴染みの店が必要なのだ。
普通は買ったお店が、そのまま愛車のかかりつけ医になるものだが、ただ人生には就職、転勤、結婚といろいろな転機が訪れる。そんな場合に引っ越しがつきものだが、そんな場面でバイク乗りは、引越し先でバイクはどこに持ち込んだらいいのだろう? と悩むことになるってワケだ。
引っ越しがバイク維持のハードルに!?
フツーのお店は一見さんお断り!?
バイクショップにはそもそも、“自分の店で買ってくれたお客さんが第一!”という不文律がある。お店にとってはバイクを売ればそこで儲けが生まれるわけだし、そのお客が定期的なメンテナンスや修理、車検のためにバイクを持ち込んでくれるなら、それが大きな収入源になる。だからこそ“自分のところでバイクを買ってくれて、なおかつ足しげく整備に通ってくれる”お客さんを大事にする。レッドバロンにはそんな制度はないけれど、お店によっては自店購入車両と他店舗購入車両とで、メンテナンス工賃に差をもうけているところもあるくらいだ。
まぁ、お店側からすれば当たり前の話だが、車両価格の安さに釣られて安売り店やネットの個人売買車両に手を出しておいて、そのくせメンテナンスは腕のいいところにお願いしたい、できれば近くて便利なところで面倒見てもらいたい!…と自分ばかりが都合のいいように考えたところで世の中そう甘くないってワケ。そんなこともあって、あまり他のお店で買ったバイクを他のお店に持ち込んで“面倒見てください”とは言いにくいんだよね。確かに最近では、バイク用品店でもメンテしたり、車検を通したりもできる。だけど、整備の時に「あ、○○さん、あと○ヶ月で車検の時期ですけど、このタイヤの減り具合だと車検に通らないので交換が必要になるんですが、銘柄が決まれば車検に合わせて手配しておきますよ?」とはなかなかならない。やっぱり馴染みの店があった方がバイクライフは何かと都合がいいものなのだ。
レッドバロンなら引っ越ししても安心
ただ引っ越しで、そんなかかりつけ医を失うような状況に陥ってもレッドバロンユーザーなら大丈夫! 僕自身、初めてのバイクをレッドバロン船橋で購入。それから3回ほど引っ越しを経験したのだが、かかりつけ医の引き継ぎはとてもうまくいった。というのも引っ越す前に馴染みのお店で整備してもらった際に「今度○○の方へと引っ越すことになりました。ちょっと遠いんであんまり顔を出せなくなりそうなんですよね」なんて話をしたところ。「○○へ引越しされるんですね。…あ、近くに○○店と○○店がありますね。新居からだとどちらが便利そうですか? あらかじめこちらから連絡入れておきますよ」なんて言ってくれるのだ。おかげで僕の行きつけのお店の引越しも非常にうまくいった。
さらに10数年後、実家の近くに戻ってくることになったのだが、そのときも久しぶりにレッドバロン船橋に顔を出してみると、お世話になった担当さんはすでに転勤になってはいたが、新しい担当さんが「あ、○○さんですね。確かにこのSRXは当店で購入していただいたものですね。ワンオーナーでここまで長く乗っていらっしゃっているとは珍しいですね!」なんて調子で快く面倒を見てくれることになった。
僕は、初めてのバイクをレッドバロンでバイクを買ったし、バイク雑誌編集部員という職業柄、併売店やメーカー専門店と、いろいろなところでバイクを購入してきた。どんなサービスをしてくれるのか? そこに違いがあるのか? 生の情報が知りたいので自分から身元をバラすことはない(通っているうちに大抵バレるけどね)。それぞれのお店に長所があり、またそれが短所にもなったりするけど、このレッドバロンの全国ネットワークは間違いなく他のお店にはないストロングポイントだ。別の記事でも書いたが、旅先での修理を受けられる安心感と引っ越し時の安心感や簡便さはレッドバロンでこその強みと言っていい。少なくとも転勤族はレッドバロンでバイクを買っておくとバイクの発送手配など、色々利点が多いぞ!
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