安全性アップに疲労軽減……ライディンググローブは年中つけてもらいたい!!
バイクにもライダーにも厳しい酷暑の夏が、今年もやってきた。だけどライダーたるもの、どんな厳しい夏でもバイクに乗っていたいはず!近年は冷感シャツや水冷ベストなど、夏を快適に乗り切るウェアやギアも増えていて、それらを使って夏のツーリングを楽しんでいる方も多いだろう。
しかし、中には暑さを理由にグローブをつけていないライダーも少なくない。それは絶対やめたほうがよいだろう。
理由は大きく2つある。
安全性
ひとつが『安全性』だ。
万が一の転倒時、ほとんどの場合、はじめに地面につくのは「手」である。その時、素手とグローブをつけた手だと、より深いダメージを負うのは……もちろん素手の方。グローブをつけていなければ、負わなくてもよかった怪我をする可能性が高まるのだ。
ライディンググローブの多くはプロテクターを装備しているので、拳や手の腹部分など、重要な部位もしっかりガードしてくれる。
いくら安全に気を使っていても、事故はいつ起きるか分からないもの。負傷しやすい手を守るためにも、グローブはつけていたい。
疲労軽減
もうひとつが「疲労の軽減」。
バイクは車種によらず、常に振動を起こしている。ハーレーのようなVツインやGB350などの単気筒は特に分かりやすいが、並列4気筒の最新マシンだって振動は起きているのだ。そして、この振動がハンドルから手に伝わり、ライダーの疲労を大きくする一因になっているのだ。
そこで疲労を軽減するためにもハンドルと手の間にワンクッションを置くことが大切。そう、それがグローブの役割である。
特に微振動による疲労感はグローブの有無で大きく変わる。そのため、比較的振動の少ない4気筒や3気筒のバイクに乗っているライダーこそ、じつはグローブ装着の有無で疲労感が大きく変わるのだ。
リーズナブルながらも高品質なグローブが登場!
とはいえ、この季節にグローブはやっぱりしんどい……なんて思う方も多いだろう。しかし、グローブも日々進化を遂げていて、最近では夏でも快適につけられるグローブも増えている。そして、そんな快適グローブがレッドバロンからも発売されているのだ!!
それがここに紹介する『ROM ゼロスグラブ3』である。

ROM ゼロスグラブ3 / 7,700円(税込) / サイズ:S・M・L・LL / カラー:ブラック/ 問:株式会社レッドバロン(tel.0564-24-5312)
『ROM』とは『RED BARON(レッドバロン)ORIGINAL(オリジナル)MOTORCYCLE GEAR(モーターサイクルギア)』の頭文字から取った、同社オリジナルブランドの名称。ちなみに僕も多くのROM製品を愛用しているのだが、どれもこれもライダーの視点に立った製品作りがされている物ばかり!すっかりROMファンなのだ。
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そんなROMシリーズに新作が追加されたのである。僕が気にならないわけがない。
というわけで、早速実物をGET!! その詳細を紹介したい。

裾部分はベルクロ留め。簡単に脱着できるのがポイントだ。また、ベルトには『ZEROS』のロゴが入っている。
「ゼロスグラブ」シリーズには冬用グローブと電熱仕様、さらに夏用のメッシュがあるが、ゼロスグラブ3はスタンダードともいえる3シーズン用。春から夏、そして秋にかけてと、長く使用できるのが最大のメリットだ。
ちなみにゼロスグラブ3は、その名の通りゼロスグラブの3代目グローブ。今回のモデルチェンジの最大のポイントは「しなやかさ」と「使用感」とのことだ。

メインの素材は柔らかい牛革。つけ心地の良さと安全性の高さを両立している。
ゼロスグラブ3はシリーズとしてはじめて牛革を使用。
通常、牛革といえば「はじめは硬くて、つけているうちに手に馴染んでくる」というイメージだが、ゼロスグラブ3の牛革ははじめから柔らかく、手に馴染むのが特徴。つけ心地が非常によくて、真夏でも決して不快感はない。

抜群のフィット感によって、操作性は良好。
ライディンググローブとしての機能性ももちろん高くて、例えば指のマチ部分には伸縮性のある2WAYニットを採用。立体裁断と縫製も相まって、不快に感じることなく、微妙なレバー操作が可能だ。
また、指の革部分にはパンチング処理が施されていて、夏でも涼しく過ごすことができる。

ナックルプロテクターは2分割式とすることで装着時の違和感をなくすとともに、デザインのポイントにもなっている。
プロテクターはベンチレーションも兼ねていて、走行風を取り込んでくれる。これがかなり快適。
また、ナックルプロテクターはCE Level.2。万が一の際でも拳をしっかり守ってくれるのだ。

グリップを握る部分は素材を二重にするなど、高い耐久性が期待できる。
手のひら側には人工皮革を採用。耐久性が高いので、きっと長く愛用できるだろう。また、手の腹部分にはクッション入りのプロテクターを装備している。

両手の親指と人差し指にスマホ対応の導通素材を採用。
もちろん、指先はスマホ対応。いちいちグローブを外さなくても操作できるのが嬉しい。

ライディングのために開発されたゼロスグラブ3は、安全性と操作性を高めつつ、疲労軽減にも役立ってくれる。
牛革とは思えないほどのしなやかさなので、グリップを握ったり、スイッチを操作したりするのも違和感なし。新品でもしっかり手に馴染んでくれる。
通年のスタンダードグローブとして活躍しそう!

全国のレッドバロン店舗で購入可能だ。
バイクは外気の影響をモロに受けるので、ライディングウェアは季節によって大きく変わるもの。そんな中でゼロスグラブ3は春から秋にかけて使えそうなのが嬉しい限り。パンチング処理やエアベンチレーションがあるので真冬は厳しいだろうが、近年の平均気温の高まりもあって、関東であれば初春や晩秋でも使えそうだ。
ちなみにROMにはメッシュグローブや電熱グローブ、ウインターグローブもラインナップしている。猛暑日や真冬ではそれらを使うが、1年の多くはゼロスグラブ3が便利そう。1双持っておけば間違いなし!! そう思わせる逸品だ。