WRITING ARTICLE
小川 恭範の執筆記事一覧
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コラム&エッセイ
ガソリンが高い! その価格はどのように決まるのか?
ガソリンは、お好きですか? ……好きも嫌いもありませんね、我々が愛してやまないモーターサイクルを走らせるエネルギーは、夢の21世紀が始まってもう20年以上、令和の時代となっても“ほぼ100%”ガソリンを燃料とした内燃機関が生み出しています。 最近はセルフ式のガソリンスタンドも増えましたのでタンクのフタを開け、自分自身の手でジョジョジョ~と少しオレンジ色をしたツンと鼻につく匂…
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120歳まで乗り続けるために〈第5話〉 ライダーのための「陰陽学説」
光のあるところ、必ずや影あり さて、さんさんと降り注ぐ陽光の下でバイクを走らせることは最高に気持ちがいいものですね。 では、その太陽の光が作り出すものは何でしょうか? 農作物? 電気? 戦略級超巨大レーザー兵器ソーラ・レイ? すみません、ここでは影ということにしておいてください(笑)。英語で言ったらシャドウ(Shadow)……ですね。ここで話は脱線しますが「シャドウ」と…
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役立ち情報
「きちんと止まるって難しい!」 ライディングカレッジ体験記〈その3〉
スキルアップのことだけ考える休日を 那須MSL(モータースポーツランド) ライディングカレッジの開催時間は朝9時から夕方4時。 ですが、準備や車両の検査があるため朝8時30分までには会場入りしてもらうことが前提になっています。 関東首都圏から那須MSLまでは距離にして200km+αコースですので、そのエリアに住むライダーが日帰りで受講するとすれば朝4時台起きの5時台出発が…
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120歳まで乗り続けるために〈第4話〉 ライダーのための「天人合一思想」
8耐、24耐なんてメじゃなく動き続ける身体 今回はまず、アナタ自身の体について思いを巡らせてみてください。胸や首筋に手を当てて心臓の鼓動を感じたり、お腹、腕、足などをさすって凝っている部分がないかチェックしながらでもオーケーです。 呼吸は無意識のうちに酸素を取り込み二酸化炭素を吐き出し、肌は適度に湿気をたたえ、血液は手と足の指先に至るまで絶えず循環しています。よくよく考えてみれば、ご先祖様から…
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役立ち情報
「飽きるほど(!?)に反復練習」 ライディングカレッジ体験記〈その2〉
GSFよ、そんなに曲がりたかったのか 1話目はコチラ。 新美南吉作「ごんぎつね」のクライマックスシーンが頭に浮かんでくるほど、感涙にむせぶ瞬間が突然やってきました。 あることに気をつけて車体を倒していくとハンドルが勝手に切れていき、バイク自体が意思を持っているかのようにグイグイと曲がっていくではありませんか! GSF1200S、いや二輪車が本来持っている…
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120歳まで乗り続けるために〈第3話〉 ライダーのための「温故知新」
過去を知ることはバイク、いやどんな世界でも面白い 何事においてもルーツを調べてみると知的興奮が味わえます。例えば今、自分が乗っていたり興味のあるバイクの原点について書籍やネットをひもといてみるのは、とても面白いこと。 筆者はスズキGSF1200Sを長年所有しており、そのエンジンのベースは油冷時代のGSX-R1100なのですが、まるで別物です。興味が湧いたので調べてみると、「GSF用にリファイン…
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コラム&エッセイ
150〜250㏄クラスのモデルがあれば、さらに楽しめる!
「大」と「小」があると「中」も欲しくなる 今回もちょっと東洋医学の世界から離れて、自分の経験から言えるバイクライフのヒントを……。 筆者はスズキGSF1200SとホンダXR100モタードを所有しています。 GSFでビッグバイクの強烈なパワー&トルクと絶大なる安定感を十二分に満喫したあと原付二種スポーツであるXRモタードをにまたがれば、その軽さ、取り回し性の素晴らしさに感動。  …
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120歳まで乗り続けるために〈第2話〉 ライダーのための「ツボの重要性」
「自然科学」対「自然哲学」……!? 筆者が学んでいるのは主に東洋医学ですが、東洋医学があるのならば当然、西洋医学も存在しています。といいますか、現代において医学の主流といえば、皆さんご存じのとおり西洋医学のほうです。我が国ニッポンでは江戸時代まで東洋医学が主流だったのですけれど、明治政府により西洋医学が大々的に導入されて以降、東洋医学の影響力は一時期とても限定的なものになっていきました。 知ら…
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「ワンランク上のライダーへ!」 ライディングカレッジ体験記〈その1〉
愛車の潜在能力を引き出そう 目からウロコが落ちるとはこのことか。 二輪免許の取得から間もなく、素直にスキルアップしてきたライダーでも数十枚。 乗車年数だけは重ねたけれど日々“何となく”バイクを動かしてきた50歳過ぎの中年単車乗り(筆者がそう)なら、数千枚はウロコが剥がれ飛んでいきそうな鮮烈体験……。それが那須モータスポーツランド(以下那須MSL)で今年から開催されている「ライディングカレッジ…
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コラム&エッセイ
Honda NRをコカした話② 〜元 ボンビー小川、現在転生中 〜
尽きせぬ慟哭と終わらない後悔 お待たせしました。では、前回から引っ張りました「ホンダNR転倒事件」の顛末から……。 1992年夏、乗鞍スカイラインで話題の520万円バイクを取材中、Uターンを失敗して0km/h立ちゴケをやらかしたモーターサイクリスト誌のアルバイター、ボンビー小川。 そりゃもう、目の前が真っ暗になるとはこのこと。ヘルメットの中で言語化できない…
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役立ち情報
120歳まで乗り続けるために〈第1話〉 ライダーのための「東洋医学」
まるでカブのような存在!? 雑誌屋から大胆なジョブチェンジを行い、目指すは峻険なる東洋医学の山脈。自分自身は入り口に立って興奮しておりますが、一般的な人にとって,その世界はどう映っているのか? 少々気になったので大学時代の友人やライダー仲間に、改めて『東洋医学について知っていること』を尋ねてみると……。 「ええっと、ツボっていうところにハリを刺すと元気になるとか?」「最近NHKの番組でよく取り…
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コラム&エッセイ
Honda NRをコカした話① 〜はじめまして! 元 ボンビー小川です 〜
こんにちは! 小川恭範(おがわ やすのり)です。 「えっ? 誰?」という声がサイバースペース越しに聞こえてくるようですが(涙)、ボンビー小川と書けば、今このウェブサイトをご覧になっていらっしゃる数千万読者のうち、4068人くらいは「あー、ホンダNRをコカしたヤツね」と思い出してくれたことでしょう。創業1957(昭和32)年の老舗パブリッシングカンパニー『八重洲出版』にて、モーターサイクリスト・ド…