店舗に堂々と掲げられた「HOTCHEF」の看板。コック帽を被った牛の女の子“セイちゃん”が目印だ。

店舗に堂々と掲げられた「HOTCHEF」の看板。コック帽を被った牛の女の子“セイちゃん”が目印だ。

 

2週に渡って北海道のご当地コンビニエンスストア「セイコーマート」ネタをお送りしていますが、今回はいよいよ真打! セコマの「ホットシェフ」の登場です!!

セイコーマート内にある「ホットシェフ」のコーナー。全てのセコマにあるというわけではないようだが、大抵のお店にこの赤い「ホットシェフ」コーナーがある。

セイコーマート内にある「ホットシェフ」のコーナー。全てのセコマにあるというわけではないようだが、大抵のお店に赤で強調されたコーナーがあり、それが「ホットシェフ」の目印。隣の冷蔵コーナーにはフツーのおにぎりもあるのだが、あったかいおにぎりも用意してあるというのがいい。

 

北海道のご当地コンビニ「セイコーマート」。通称“セコマ”。前回はその店舗展開の凄さやオリジナル商品の幅広さを紹介させてもらったけど、今回ピックアップするのは「ホットシェフ」。その名のとおり温かい食べ物の提供を行うイートイン的な存在であることは間違いないのだが、“北の大地”北海道を基盤とするコンビニ“セコマ”ならではのこだわりが詰まっている。

というのもやっぱり北海道は冬が厳しい。寒いからこそ“温かい食べ物を1分1秒でも早く口に入れて暖まってほしい!!”。そんな北海道ならではの切実な現状から生まれたのが「ホットシェフ」。寒さで凍えているお客さんを前に“おにぎり温めますか?”なんて悠長なことはやってられない! もう暖まったものをすぐさま提供したい!!という愛から生まれたサービスが「ホットシェフ」というわけ。

だから「ホットシェフ」のコーナーにある商品はすでに調理済みで温め済み。おにぎりやどんぶりにつかうご飯は店内で炊き、調理をしているというから、「ホットシェフ」のメニューはいつでもどこでもおいしくって温かいというわけ。お店側としてはかなりの負担だと思うけど、この「ホットシェフ」目当てにセコマに寄っているという利用者も多いんじゃないかな? 「ホットシェフ」のおにぎりには、冷蔵おにぎりとはどこか異なる“やさしさ”というかなんというか、食べているとなんだか懐かしい気持ちになるんだよね。でもってフツーにコメがうまい。

「ホットシェフ」のメニューはおにぎりからカツ丼、カツカレー、クロワッサンといった商品が定番。棚板を発熱させることで商品を暖かく保っている。

「ホットシェフ」のメニューはおにぎりからカツ丼、カツカレー、クロワッサンといった商品が定番。棚板を発熱させることで商品を温かく保っている。

なんと季節によって特別メニューが追加に!! 残念ながら7月15日から発売する「さんま蒲焼重」はギリギリ食べられなかった……。道民の皆さんがうらやましい。

季節によって特別メニューが追加に!! 残念ながら7月15日から発売する「さんま蒲焼重」は今回の旅ではギリギリ食べられなかった……、残念。

一番人気という「カツ丼」。POPによれば“オリジナルのたれとカラリと揚げたとんかつを一つ一つ卵でとじています。たれの旨みをとじ込めたとろ~り半熟たまごのおいしさは店内で作るからこその味わいです”とのことだが、まさにそのとおり!! しかも結構ボリューミー!!

「ホットシェフ」で一番人気という「カツ丼」。POPによれば“オリジナルのたれとカラリと揚げたとんかつを一つ一つ卵でとじています。たれの旨みをとじ込めたとろ~り半熟たまごのおいしさは店内で作るからこその味わいです”とのことだが、まさにそのとおり!! しかも結構ボリューミー!!

“おにぎり温まってます!”がセコマスタンダード

この「ホットシェフ」、やはりすごいのは“いつ何時でも何かしら温かい食べ物がある”ということだ。流石に揚げ物など時間のかかる「カツ丼」、「カツカレー」といったメニューは開店からしばらくしないと棚に並ばないようだが、温められたおにぎりだけは何時訪れてもなかった試しがない。それこそ開店直後の早朝6時過ぎに行っても温かいおにぎりだけは「ホットシェフ」に並んでいるのだ。

どんなに朝早くても「ホットシェフ」のコーナーには温かいおにぎりが並んでいる。今回のツーリングでは、朝食は宿の近くのセコマで温かいおにぎりを食べるのが日課となった。

どんなに朝早くても「ホットシェフ」のコーナーには温かいおにぎりがある。今回のツーリングでは、宿の近くのセコマで温かいおにぎりを食べてから本出発することがルーティーンとなった。

“スパイスの効いた本格的なカレーです。とんかつとの相性も良く、どんどんご飯が進みます! ”というカツカレーもうまかった! 

“スパイスの効いた本格的なカレーです。とんかつとの相性も良く、どんどんご飯が進みます! ”というカツカレーもやっぱりうまかった!

おにぎりはその大きさが実に絶妙。他のコンビニのおにぎりの場合、僕は1食で2コが定番なんだけど、セコマなら1個とプラスアルファでちょうどいい感じ。セコマのおにぎりは大きめなのだ。

「ホットシェフ」のおにぎりはその大きさが実に絶妙。他のコンビニのおにぎりの場合、僕は1食で2コが定番なんだけど、セコマなら1個とプラスアルファでちょうどいい感じ。セコマのおにぎりは大きめなのだ。

 

いやはや、「ホットシェフ」について色々書いていたらまた北海道に……、いやセコマに行きたくなってしまった。ちょっと最寄りのセコマ(埼玉県で「ホットシェフ」もあるっ!)までひとっ走り行ってくっか? 皆さんもぜひ北海道を旅する場合にはセコマの「ホットシェフ」を活用されたし。 晴れの日はもちろん、雨の日も風の日も走るライダーを“何時でも何処でも温かく”迎えてくれるセコマにハマること間違いなしなのだ!

本州へと渡るフェリーへの乗船を待ちながら食べたのもやっぱりセコマのおにぎり。完全に北海道≒セコマが頭の中に刷り込まれてしまった……。

本州へと渡るフェリーへの乗船を待ちながら食べた北海道最後の食事もやっぱりセコマのおにぎり。完全に僕の中では“北海道≒セコマ”という構図が出来上がってしまったようだ……。

 

 

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