WRITING ARTICLE
小川 恭範の執筆記事一覧
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役立ち情報
優しき猛禽「スズキ ハヤブサ」 〜私情で試乗インプレッション①〜
「オガワさん、ステップアップ試乗会の取材をしていただくとき、気になった車両のインプレもやってみませんか?」とForR編集部からお申し出が。ハイ、喜んで!と、某居酒屋チェーンのような二つ返事で引き受けて、楽しく那須モータースポーツランドを周回した次第です。今回は「ハヤブサ」編。次回は「GSX-S1000と愉快な仲間たち」の2本立てでお送りしますので、ご笑覧ください。 伝説的アルティメット・スポーツ…
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役立ち情報
人生変わっちゃった人もテンコ盛り! 来場者のバイクライフまで進歩&向上させる【ステップアップ試乗会】の真実
3月19日(土)・20日(日)に那須モータースポーツランドで開催された「ステップアップ試乗会」。今回はそのときに来場されていた参加者の(ほんの一部ですが)肉声を紹介します。会場を見渡せば、まさに老若男女がニコニコと試乗会を謳歌! 幅広い年齢層のユーザーから熱い支持を得ている、他に類をみないスペシャルな試乗イベントの実態をお伝えしてまいりましょう! 「“チューメン”時代に大型バイクを体験して本当に…
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役立ち情報
1000円でバイクライフが激変! 好きなだけ注目車両を体験できる【ステップアップ試乗会】のス・ス・メ
悪いことは言いません。ライダーだったら一度は「那須MSLステップアップ試乗会」を体験しておきましょう。普通二輪免許しか持っていなくても憧れのビッグバイクなどにドカスカ乗ることができるのです。参加料金は1000円ポッキリ! それで約20台の試乗車に乗り放題なのですから1台あたり約50円になる計算(何が?)。筆者も参加して大満足いたしました!! 最新型から定番モデルまでバラエティに富む試乗車! ま…
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コラム&エッセイ
ZZ-R1100という頂点【後編】 ~重厚長大な外観からは想像できない軽快なハンドリングなど、魅力は最高速だけでなかった!~
ZZ-R1100という頂点【前編】を読む ZZ-R1100という頂点【中編】を読む バイク業界うっかりガン無視の静かなデビューから一転、逆輸入車にもかかわらず人気が沸騰したカワサキのフラッグシップ「ZZ-R1100」。最高速に憧れて購入したオーナーたちは、いざ走らせてみると想定外の扱いやすさにも驚き、ますます惚れ込んでいくこととなりました。実は筆者もレンタルバイクで“ZZ-Rショック”を受けた…
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コラム&エッセイ
ZZ-R1100という頂点【中編】 ~1990年代をリードし続けた質実剛健なシャシーと革新的デバイスの見事な調和~
ZZ-R1100という頂点【前編】を読む 「このバイクのスロットルを開け続けたら、いったい何㎞/h出るんだろう?」。いつの時代もライダーの心を捉えて放さない“最高速”への誘惑。量産バイクで世界初の200㎞/h超えを果たしたのが1969年に登場したホンダドリームCB750FOURと言われていますから、それから20余年が経過した1990年に、ようやく実測300㎞/hが見えてきたのです! 総合的な性…
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コラム&エッセイ
ZZ-R1100という頂点【前編】 ~“320㎞/h”明記のスピードメーターが静かに主張したダントツの高性能~
「……シューーーーーンッッズゴォ!!!ォォォォォォォォォーーッ……」 1990年の秋から冬にかけ、モーターサイクリスト誌のアルバイトだった筆者は何度か早朝の“ヤタベ”へと駆り出され、高速周回路での最高速チャレンジをこの目で見ていました。 主役はカワサキZZ-R1100。 公道向け市販車で初めて実測300㎞/hの壁を破る資質を持って生まれたマシンであり、その…
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ツーリング
関東朝めしツーリング【横浜中華街で早朝から営業する名店】絶品のお粥に舌鼓!
神奈川県の横浜市中区山下町にある“横浜中華街”と言えば、全国に名前を知られている観光名所かつグルメの街。同じ横浜市に暮らし始めて15年、何度となく家族で足を運んだものの早朝7時から営業している店があるとは知りませんでした……。いざ調べてみたら誰もが感動するナイスなお味とか!? これは行くしかないと愛車に火を入れたのです!! パスポート不要、バイクで行ける異国へ! ルーツをたどれば1859(安政…
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バイクを買う
【油冷夫婦☆爆誕レポ】その5・まさかのトラブル発生。しかし迅速な対処&解決に妻もご満悦
購入したバイクのキーを店頭で正式に渡され、ドキドキしながらエンジンを掛け、いざ公道へ乗り込んでいくときの高揚感は人生においてもトップクラスの感激体験! これまでマニュアル車の基準がホンダXR100モタードだった妻は、最初の信号待ちで目をうるませながら「すごいすごい!」と感嘆しきり。良き相棒に巡り会えたようです……。 【油冷夫婦】一覧はコチラ 納車時、浮かれ気分が過ぎてしまった人…
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コラム&エッセイ
【80年代“ゼロハン”回顧録 ② 】MBX、WOLF、MTX、GAG、YSR……いろいろ出たけどNSR50がすべてを持っていった
80年代“ゼロハン”回顧録 ① を読む 耐久性、積載性、悪路走破性、低燃費、いやいや単純に楽しけりゃいいじゃん……などと、あらゆる需要に数多くのモデルが応えていた、百花繚乱のゼロハンラプソディ。世はまさにスペック至上主義がまかりとおるレーサーレプリカブームの真っ只中であり、その大波は原付一種クラスをも飲み込みます。紆余曲折があった80年代後半に燦然と現れた“覇車”は小さな巨人でした! お上から…
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バイクを買う
【油冷夫婦☆爆誕レポ】その4・「バイクをエンジョイ!」することだけに集中できる手厚い各種サービスに驚愕!
心に決めた車両を手に入れること、公道を駆け抜けること、置き場所で車体を磨き上げてうっとりすること……。バイクライフはありとあらゆる瞬間が輝きに満ちています。しかし、楽しさの反面、不安なことが多いのもまた事実です。予期せぬ故障や事故、旅先での転倒、悪意ある人間による盗難etc。しかし、レッドバロンで購入すれば懸念は大幅減! 【油冷夫婦】一覧はコチラ 10年来の夢を実現した対価は6…
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コラム&エッセイ
【80年代“ゼロハン”回顧録 ① 】RZ50、MBX50、RG50Γ、AR50……ノーヘルで90㎞/hオーバー!?
「昔は良かった」なんて過去を礼賛する気は毛頭ございませんが、現実社会で実際に起こった出来事として「すごかったよなぁ……」とタメイキが出る事象はバイク界でも山ほどございます。その中のひとつが、やはり1981年から1983年まで燃え上がった“スーパーゼロハン”バトルでしょう。戦いの扉をこじ開けたのは、250㏄クラスに引き続きまたしても“RZ”だったのです。 50㏄クラス初の水冷エンジンを引っさげて……
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コラム&エッセイ
ゼファーという革命【後編】 ~今に続くブームを牽引。そして伝説へ~
ゼファーという革命【前編】を読む ゼファーという革命【中編】を読む 「ゼファーに続け!」とばかりにホンダCB400スーパーフォア、ヤマハXJR400、スズキGSX400インパルス、そして本家カワサキからは水冷エンジンのZRXも登場。往年の名車をリスペクトしつつ現代的な解釈で端正なスタイリングを得たモデル群が400㏄クラス、ビッグバイククラスで高い人気を集めます。そして当のゼファーも第二形態へと…
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コラム&エッセイ
ゼファーという革命【中編】 ~絶大な支持を得た知られざる理由~
ゼファーという革命【前編】を読む ゼファーの爆発的ヒットを生み出す下地にもなった、レーサーレプリカブームの異様な盛り上がりぶり。カワサキ以外のメーカーも“祭りの後”に向けて様々なモデルを提案していきましたが、結局はゼファー(シリーズ)が作り上げた“ユーザーの求める最適解”にならった姿へと収れんされていきました。そして空前の「ネイキッドブーム」が到来するのです! フルカウル車の廉…
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バイクを買う
【油冷夫婦☆爆誕レポ】その3・用品セレクトは新車購入時の醍醐味!
「キミに決めた!」。数ある相棒候補から車両を絞り込んでいき、購入を決定するまでの高揚感というのはバイクライフにおいて5本の指に入る(いや、一番かも!?)気持ちいいひとときではないかと思います。納車時までにどんな仕様になっていてほしいのか。バイクショップの店員さんと納得するまで話し合いをするのが大吉。後悔するのはナシですよ! 【油冷夫婦】一覧はコチラ コスパ最高な世界戦略車は日本でも取り合い状態…
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コラム&エッセイ
ゼファーという革命【前編】 ~誰ひとり注目していなかった静かな船出~
いまや“前の元号”となりました「平成」。その元年である1989年の4月にデビューしたのがカワサキ・ゼファーです。現在ではバイク乗りなら知らぬ者のいないビッグネームとなっておりますが、当時吹き荒れていたレーサーレプリカ旋風に心を奪われていた大多数の人にとっては、「ふーん、なんで今さらこんなのを?」的なモデルにしか見えなかったのです……。 「ゼ……ゼ……ゼップヒャァ? コレ何て読むのよ!?」 レー…
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バイクを買う
【油冷夫婦☆爆誕レポ】その2・妻が突然、ジクサーを選びまして
天地がひっくり返ってもスズキ車は選択しないだろうと筆者が勝手に作り上げていた想像の斜め上を軽やかに飛び越え、ジクサー250の購入を速攻で決めた我が妻。一体何がどうしてどうなったのか。そこにはマリアナ海溝より深い理由があった……わけではまったくなく、「フィーリングがピッタリ」という彼女の“直感”によるものが大きかったようです!?(前回はコチラ) 【油冷夫婦】一覧はコチラ 人生の決断(言い過ぎ?)…
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コラム&エッセイ
80年代バイクブーム狂想曲【鉄壁の“3ナイ”県に生まれて】
日本でバイクが328万5000台売れた年に 山口の片田舎にて生まれ育ったワタクシ。そのころ民放は2つしか映らず、“笑っていいとも!”が、なぜか毎日夕方からの放映で「東京では16時からお昼休みかぁ」と信じ込んでおりました。 そんな紅顔、いや厚顔の美少年がバイクに目覚めたのは1982年、中学2年へ進級した春のこと。 小学生時代はバイクなんて“こち亀”か“仮面ライダー”に出てくる小道具のひとつ………
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コラム&エッセイ
NSR250Rという奇跡【後編】 ~電子制御をメガ進化させ孤高の領域へ~
1986年10月にデビューしたNSR250R(MC16)で最大のライバル、ヤマハTZR250と同じ土俵に立てたホンダは、ここから怒濤の攻勢をかけて一気に市場を席巻していきます。そのポイントとなったのはPGM(プログラムド)システム。ファミコンと同じ8ビットCPUのECUに技術者の執念(怨念?)がこもったデータの書き込みがなされていったのです! 約1年で2万7000台近くが生産された伝説の“ハチハ…
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コラム&エッセイ
NSR250Rという奇跡【中編】 ~打倒TZR250! 起死回生の要は排気デバイス~
(前編はこちら) 追っても追っても逃げ水のように遠のき、技術の差を見せつけられる……。1980年代初頭から中盤にかけてホンダは、こと2ストスポーツの世界においてはスズキとヤマハに苦汁を味わされ続けました。MVXを早々に終了し、NSシリーズでやっとRG-Γ、RZ-R/RRに追いついたと思ったのですが、なんとそこからヤマハ発の“ゼロ戦”が出てきたような衝撃! それがTZR250だったのです。 ラ…
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コラム&エッセイ
NSR250Rという奇跡【前編】 〜誕生前夜 HY戦争後に2度の敗北〜
1999年に販売が終了されてから、すでに20年以上が経過している2ストロークスポーツモデル、ホンダNSR250R。すでに様々な記事や特集はネットやリアル出版物であふれかえっておりますが、ここでは発売されていた期間に同時並行して青春を過ごせた“いちライダー(後に二輪雑誌編集部員)”という立場から、奇跡の軌跡をたどっていきたいと思います。 「2ストはスズキかヤマハ! ホンダなんて全然ダメだよ」 諸…
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コラム&エッセイ
今欲しい絶版名車5選【GR650・GSX-R750・NSR250R SP・R1200GS・クロスカブ】
序:出会えてきた数多くのバイクに感謝! 不肖オガワ、幸いにして(別冊を含む)モーターサイクリスト編集部時代には、サイドバルブエンジンのハーレー・ダビッドソンから、スズキの燃料電池スポーツモデル試作車に至るまで、多種多様なバイクを体験することができました。近所のガソリンスタンドへ満タンにしにいっただけという車両までを含めれば、本当に膨大な数となります。 その中から5台……えっ? たったの5台だけ…
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バイクを買う
【油冷夫婦☆爆誕レポ】その1・妻が突然、バイクを買いまして
人生、何が起こるか分かりません。なんとなく先送り、先送りにして10年間ほど滞っていた懸案事項が1日にして全解決することもあるのですから。最愛の妻が晴れてスポーツバイクのオーナーになった顛末……しばらくお付き合いいただけたら幸いです。 【油冷夫婦】一覧はコチラ 文化の日、散歩ついでに立ち寄ったレッドバロンで 関東地方が好天に恵まれた11月3日(文化の日)、陽気に誘われ近所の散策…
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役立ち情報
120歳まで乗り続けるために〈第19話〉「体のメインフレーム:骨(後編)」
「お堅い」だけではない五刀流プレイヤー 大きく分けて5つある「骨」の役割。 多くの方が広く理解しているのは、①「身体を支える」と、②「脳や内臓などを保護する」でしょうか。 頭蓋骨はヘルメットのように脳を包んでおりますし、背骨から伸びる肋骨は胸にある胸骨まで鳥かごのような形状となっていることで、大切な肺や心臓などの内臓を外部の衝撃から守っています。 蛇足ながらバイクに乗る…
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役立ち情報
120歳まで乗り続けるために〈第18話〉「体のメインフレーム:骨(前編)」
骨がないとタコ人間になってしまう!? 「美しい彼女(彼)と目が合った瞬間、私はすべてを骨抜きにされた」 ……というような恋愛小説のシーンでも使われている骨。この場合は相手にとても強く惹かれてしまいメロメロというイメージで、料理のとき骨を取り去った魚や鶏肉などのように軟体化した状態が想起される表現として“骨抜き”という言葉が効果を発揮しているわけですね。 そう、存在しないとタコのようにフニャフ…