WRITING ARTICLE
小川 恭範の執筆記事一覧
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「考えながら走るぞフルコース」 ライディングカレッジ体験記〈その5〉
安全で広いコース上だからできること カリキュラムも大詰めとなる『ライン取り&フォームの検証』では、コース南側で細かく連なる第2~4コーナー、続いて大きく進路を変える第5コーナーで実施。ともに複数回行われたデモランを見学して得たイメージを脳内で再生しつつ、先導車を追走するという練習を繰り返します。 コース上のブレーキングポイントには赤いパイロン、アプローチ(倒し込み)の開始地点には青いパイロン、…
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「制動と旋回をつなげるには!?」 ライディングカレッジ体験記〈その4〉
いよいよカリキュラムは“真髄”領域へ! 60㎞/hからの“入力一定”ブレーキングが思うようにいかず、少々心が折れたまま次の課題へ移行する短い間に、午後イチのミーティングで中井氏がおっしゃった注意点を脳内で必死に反すうします。 「制動特性の確認に引き続いての練習は『ブレーキングからコーナー』です。同じ直線を今度は80㎞/hで走って、ブレーキングをしながらスーッとコーナーへ侵入します。 道が曲が…
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120歳まで乗り続けるために〈第8話〉 ライダーのための「経絡入門」
緊張は悪いだけのものではないけれど 例えば、初めてサーキット走行会に参加したとしましょう。 先輩に誘われ右も左もわからないままピットまで到着したのはいいとして、心臓はバクバク状態になっているはず。すでに周回を開始しているフリー走行のグループは、自分と同じようなバイクとは思えない速度でコース上を爆走中だったりします。 気圧された状態で頭に浮かぶことといえば、やはりネガティブ…
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120歳まで乗り続けるために〈第7話〉 ライダーのための「鍼治療」
はり、ハリ、ハリー・シーン……(シーン) 今回はベタなダジャレからスタートします……。 イマドキのライダーにとって「はり」と言えば奈良市にある「針テラス」のことでしょうか。近畿地方のツーリングを楽しむとき、絶好の位置にある道の駅として高い人気を誇っていますね。 また、私と同じく古くからバイクに乗っている人やメカニズム好きのヤング(死語)なら、はり=ニードルということでキャ…
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120歳まで乗り続けるために〈第6話〉 ライダーのための「五行学説」
五つそろってゴギョウジャー! 私が現在学んでいる東洋医学の世界は、それはもうすべてが刺激的で興味深いのですけれど、中でも今回ご紹介する「五行(ごぎょう)学説」は【沼】です(笑)。 陰陽学説とともに東洋医学の基本概念を成している古代中国の哲学理論で、自然界や人間を含め、この世のありとあらゆるものを「木(もく)」「火(か)」「土(ど)」「金(こん)」「水(すい)」という5つの性質に分類し、その関係…
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コラム&エッセイ
「サブマシン」はバイクライフを充実させる!
ビッグなバイクは(wow,wow,wow,wow) 重くて大変(yeah,yeah,yeah,yeah) サブ機買おうじゃないか(wow,wow,wow,wow) Ride! Ridin' around the my house…… はい、安直ですね。 当サイト読者の皆様にサブ機……つまりサブマシンの提案を、と考えた瞬間にモーニング娘。の大ヒット曲「LOVEマシーン」をリスペクトしたおや…
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バイクの燃料「ガソリン」はどうやって作られる?
タンクが空になってしまったら悲惨…… 「オレ、ガソリンのツンとした匂いが嫌いなんだよねぇ~。だから愛車には絶対にガソリンを入れないんだ!」というライダーはいないはずです(笑)。 ごくごく一部の電動バイク&スクーターやディーゼルエンジン搭載車を除き、バイクはガソリンを燃料にして走るもの。燃料タンクが空になってしまったら、さっきまで峠を蝶のごとく走り、自分と大量の荷物とを100km/h以上で高速移…
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コラム&エッセイ
ガソリンが高い! その価格はどのように決まるのか?
ガソリンは、お好きですか? ……好きも嫌いもありませんね、我々が愛してやまないモーターサイクルを走らせるエネルギーは、夢の21世紀が始まってもう20年以上、令和の時代となっても“ほぼ100%”ガソリンを燃料とした内燃機関が生み出しています。 最近はセルフ式のガソリンスタンドも増えましたのでタンクのフタを開け、自分自身の手でジョジョジョ~と少しオレンジ色をしたツンと鼻につく匂…
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120歳まで乗り続けるために〈第5話〉 ライダーのための「陰陽学説」
光のあるところ、必ずや影あり さて、さんさんと降り注ぐ陽光の下でバイクを走らせることは最高に気持ちがいいものですね。 では、その太陽の光が作り出すものは何でしょうか? 農作物? 電気? 戦略級超巨大レーザー兵器ソーラ・レイ? すみません、ここでは影ということにしておいてください(笑)。英語で言ったらシャドウ(Shadow)……ですね。ここで話は脱線しますが「シャドウ」と…
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「きちんと止まるって難しい!」 ライディングカレッジ体験記〈その3〉
スキルアップのことだけ考える休日を 那須MSL(モータースポーツランド) ライディングカレッジの開催時間は朝9時から夕方4時。 ですが、準備や車両の検査があるため朝8時30分までには会場入りしてもらうことが前提になっています。 関東首都圏から那須MSLまでは距離にして200km+αコースですので、そのエリアに住むライダーが日帰りで受講するとすれば朝4時台起きの5時台出発が…
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120歳まで乗り続けるために〈第4話〉 ライダーのための「天人合一思想」
8耐、24耐なんてメじゃなく動き続ける身体 今回はまず、アナタ自身の体について思いを巡らせてみてください。胸や首筋に手を当てて心臓の鼓動を感じたり、お腹、腕、足などをさすって凝っている部分がないかチェックしながらでもオーケーです。 呼吸は無意識のうちに酸素を取り込み二酸化炭素を吐き出し、肌は適度に湿気をたたえ、血液は手と足の指先に至るまで絶えず循環しています。よくよく考えてみれば、ご先祖様から…
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「飽きるほど(!?)に反復練習」 ライディングカレッジ体験記〈その2〉
GSFよ、そんなに曲がりたかったのか 1話目はコチラ。 新美南吉作「ごんぎつね」のクライマックスシーンが頭に浮かんでくるほど、感涙にむせぶ瞬間が突然やってきました。 あることに気をつけて車体を倒していくとハンドルが勝手に切れていき、バイク自体が意思を持っているかのようにグイグイと曲がっていくではありませんか! GSF1200S、いや二輪車が本来持っている…
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120歳まで乗り続けるために〈第3話〉 ライダーのための「温故知新」
過去を知ることはバイク、いやどんな世界でも面白い 何事においてもルーツを調べてみると知的興奮が味わえます。例えば今、自分が乗っていたり興味のあるバイクの原点について書籍やネットをひもといてみるのは、とても面白いこと。 筆者はスズキGSF1200Sを長年所有しており、そのエンジンのベースは油冷時代のGSX-R1100なのですが、まるで別物です。興味が湧いたので調べてみると、「GSF用にリファイン…
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コラム&エッセイ
150〜250㏄クラスのモデルがあれば、さらに楽しめる!
「大」と「小」があると「中」も欲しくなる 今回もちょっと東洋医学の世界から離れて、自分の経験から言えるバイクライフのヒントを……。 筆者はスズキGSF1200SとホンダXR100モタードを所有しています。 GSFでビッグバイクの強烈なパワー&トルクと絶大なる安定感を十二分に満喫したあと原付二種スポーツであるXRモタードをにまたがれば、その軽さ、取り回し性の素晴らしさに感動。  …
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120歳まで乗り続けるために〈第2話〉 ライダーのための「ツボの重要性」
「自然科学」対「自然哲学」……!? 筆者が学んでいるのは主に東洋医学ですが、東洋医学があるのならば当然、西洋医学も存在しています。といいますか、現代において医学の主流といえば、皆さんご存じのとおり西洋医学のほうです。我が国ニッポンでは江戸時代まで東洋医学が主流だったのですけれど、明治政府により西洋医学が大々的に導入されて以降、東洋医学の影響力は一時期とても限定的なものになっていきました。 知ら…
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「ワンランク上のライダーへ!」 ライディングカレッジ体験記〈その1〉
愛車の潜在能力を引き出そう 目からウロコが落ちるとはこのことか。 二輪免許の取得から間もなく、素直にスキルアップしてきたライダーでも数十枚。 乗車年数だけは重ねたけれど日々“何となく”バイクを動かしてきた50歳過ぎの中年単車乗り(筆者がそう)なら、数千枚はウロコが剥がれ飛んでいきそうな鮮烈体験……。それが那須モータスポーツランド(以下那須MSL)で今年から開催されている「ライディングカレッジ…
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コラム&エッセイ
Honda NRをコカした話② 〜元 ボンビー小川、現在転生中 〜
尽きせぬ慟哭と終わらない後悔 お待たせしました。では、前回から引っ張りました「ホンダNR転倒事件」の顛末から……。 1992年夏、乗鞍スカイラインで話題の520万円バイクを取材中、Uターンを失敗して0km/h立ちゴケをやらかしたモーターサイクリスト誌のアルバイター、ボンビー小川。 そりゃもう、目の前が真っ暗になるとはこのこと。ヘルメットの中で言語化できない…
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120歳まで乗り続けるために〈第1話〉 ライダーのための「東洋医学」
まるでカブのような存在!? 雑誌屋から大胆なジョブチェンジを行い、目指すは峻険なる東洋医学の山脈。自分自身は入り口に立って興奮しておりますが、一般的な人にとって,その世界はどう映っているのか? 少々気になったので大学時代の友人やライダー仲間に、改めて『東洋医学について知っていること』を尋ねてみると……。 「ええっと、ツボっていうところにハリを刺すと元気になるとか?」「最近NHKの番組でよく取り…
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コラム&エッセイ
Honda NRをコカした話① 〜はじめまして! 元 ボンビー小川です 〜
こんにちは! 小川恭範(おがわ やすのり)です。 「えっ? 誰?」という声がサイバースペース越しに聞こえてくるようですが(涙)、ボンビー小川と書けば、今このウェブサイトをご覧になっていらっしゃる数千万読者のうち、4068人くらいは「あー、ホンダNRをコカしたヤツね」と思い出してくれたことでしょう。創業1957(昭和32)年の老舗パブリッシングカンパニー『八重洲出版』にて、モーターサイクリスト・ド…