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小川 恭範の執筆記事一覧
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サイドカー最高か!【その3】~傾かずに曲がるって、こんなに大変だったの!? 頭をリセットして楽しく練習~
サイドカー最高か!【その2】はコチラ ええ、仰りたいことは分かっております。「【その2】までやって、まだ真っ直ぐ走って止まるだけかよ!?」と……。恐縮です。深淵なるサイドカーの世界を少しでも皆さまに理解していただこうと、子細克明にヨタ話も入れつつ書き連ねているうちに長くなりました。そして今回も、ほぼ曲がるだけの話です(汗)。ぜひ最後までお楽しみくださいませ~(開き直り)! 三輪だから立ちゴ…
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サイドカー最高か!【その2】~左カー、右カーって何か違うんですカー? クセの強さを御する大変さと面白さ~
サイドカー最高か!【その1】はコチラ いよいよ始まった「サイドカーライディングスクール」での実走行。左右で(ほぼ)対称なバイクのどちらかに、しっかりとした構造と重量を持つ“側車”を取り付けるわけですから、何かしらの変化が起きることは簡単に想像できます。が! それをいざ実際に体験してみるとなかなかのインパクト!! 感嘆符が途切れない濃厚な時間が続いていきます……。 ナメたらアカン! バイク歴…
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サイドカー最高か!【その1】~運転の基本をしっかり学べる“場”で、バイクとの違いを存分に体感してみた~
存在こそ知っていてもなかなかお目にかかれないし、身近な存在とは言い難いサイドカー。文字どおりバイクのSide……横に、car……もう一輪の車台を取り付けた、変則的な三輪車(側車付二輪自動車)のことを指すのが一般的で、意外なほど長い歴史を誇り、根強いファンもいる乗り物なのです。めくるめく深いスリーホイーラーの世界を分かりやすく紹介していきましょう! 2輪+1輪が生み出す独特で素…
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コラム&エッセイ
CB400 SUPER FOURという英雄【その5】~“時代”に対応してハーフカウルモデルを追加。そして孤高の存在へ~
CB400 SUPER FOURという英雄【その4】を読む 「鬼に金棒、CBにHYPER VTEC」……。1999年の全面刷新以降もスーパーフォアの快進撃は止まりません。装備を充実したりカラーオーダープランを開始。ハイパーVTECも2002年に“SPEC Ⅱ”、翌2003年には“SPEC Ⅲ”へと矢継ぎ早に改良が重ねられ、完成度は高まるばかり。そして2005年、今も絶大な人気を誇る「アイツ」が登…
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コラム&エッセイ
CB400 SUPER FOURという英雄【その4】~第二章の開幕はCBR-F用をルーツに持つ革新メカとともに~
CB400 SUPER FOURという英雄【その3】を読む 映画「トップガン」で活躍したF-14トムキャットの翼。バルキリー、モビルスーツらアニメ世界でのロボット。ほかにもダンベル、関数、抵抗器、ショベル、側溝、マルチラック……!? 主にオトコノコの心をつかんで離さない“可変”というパワーワード。1999年にフルモデルチェンジを受けたCB400SFは超有名な可変機構を引っさげて登場し、さらなる独…
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コラム&エッセイ
CB400 SUPER FOURという英雄【その3】~ヒーローにも「黒歴史」が!? ただしリカバリーもお見事~
CB400 SUPER FOURという英雄【その2】を読む 1992年4月に発売開始されるや破竹の進撃を始めたCB400スーパーフォア。燃え上がったバブル経済はすでにはじけていたとはいえ、まだまだ余熱が残っていたころでもあり、1993年の年間登録台数では1万7000台をオーバー! 400㏄クラス・ネイキッド・ロードスポーツモデルのベストセラーに輝きます。その勢いには一点の陰りもないように思われた…
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コラム&エッセイ
CB400 SUPER FOURという英雄【その2】~次々と現れた強力なライバル。それでも揺るがぬ優位性~
CB400 SUPER FOURという英雄【その1】を読む 2022年の夏現在、400㏄クラスで4気筒エンジンといったらCB400スーパーフォア&スーパーボルドールのみ。しかし、その初代が登場した1990年代初頭は、ネイキッドジャンルに話を絞っても各メーカーが複数の直4モデルをラインアップしていたという夢のような時代でもありました。個性が咲き乱れる中でも強かったスーパーフォアの秘密とは? …
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コラム&エッセイ
CB400 SUPER FOURという英雄【その1】~吹き荒れる“西風”に真っ向勝負を挑んだホンダの会心作~
1980年代初頭から燃え上がったレーサーレプリカブームに引導を渡し、ネイキッドブームの先駆けとなったカワサキ・ゼファー(英語で西風という意味)。「独走、許すまじ」とライバルメーカーも次々と矢を射ますが、ことごとく弾き返されます。そしてゼファー登場から遅れることちょうど3年。ついにホンダから渾身・逆転の一矢が放たれました! 超強大なライバルは“社会現象”となっていた マシンが…
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コラム&エッセイ
ZZ-R1100という頂点【番外編】 ~狭い!? “ヤタベ”で空前絶後の実測300㎞/hへ。熱い想いが結実した1990年冬の陣!!~
ZZ-R1100という頂点【前編】を読む ZZ-R1100という頂点【中編】を読む ZZ-R1100という頂点【後編】を読む ある意味で「バイク史を変えた」とも言えるエポックメイキングな“メガスポーツ”……カワサキZZ-R1100。成り立ち、メカニズムの魅力、試乗インプレなどは本編3部作で述べましたが、どうしても紹介しておきたかったのは、そのZZ-R1100が成し遂げた「国内実測300㎞/h…
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コラム&エッセイ
750RSという偶像【後編】 ~半世紀前のモデルが現在進行形で愛される理由~
750RSという偶像【前編】を読む “Z1”ことカワサキ「900 Super4」が誕生した背景にはホンダCB750FOURの存在があり、“Z2”こと「750RS」はZ1の単なる廉価版ではなく、ナナハンという排気量での最高性能を追求した意欲作……といった情報は書籍やネットで語り尽くされております。今回は不肖オガワがZ1/Z2に直接見て、触れ、乗ったときのインプレッションをひとくさり。 Z1登場時…
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コラム&エッセイ
カワサキ 750RSという偶像【前編】 ~“ゼッツー(Z2)”は一度死に、蘇った~
1973年にデビューしたカワサキの並列4気筒ナナハンモデル「750RS(ROADSTERの意味)」。“Z2”とはその型式名で、兄貴分として同様に“Z1”と呼ばれる903㏄の「900 Super4」が存在し、ともに高い人気を誇り……といった情報は書籍やネットで語り尽くされております。こちらでは不肖オガワがZ2を横目で見てきた思い出話をひとくさり。 やっぱり「あいつとララバイ」の影響はメガトン級 …
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コラム&エッセイ
【80年代“ゼロハン”回顧録 ③ 】TZR、NS、NSR、RG-Γ、AR、KS……2ストゼロハンスポーツのシメはよもやよもやの「RZ50」!
80年代“ゼロハン”回顧録①を読む 80年代“ゼロハン”回顧録②を読む 1980年代前半に高性能を競い合ったRZ50、MBX50、RG50Γ、AR50らのスーパーゼロハンは“60㎞/h速度規制”に対応して進化やモデルチェンジをはたしていきます。そして俗にいうフルサイズボディ……16~18インチホイールを履く大柄なモデル群の最後を飾ったのが、まさかの復活を遂げたヤマハ「RZ50」というのには感慨…
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劇的変身!「スズキ GSX-S1000」ほか 〜私情で試乗インプレッション②〜
前回の「ハヤブサ」編に引き続き、ステップアップ試乗会で筆者が試乗したモデルを一気に紹介してまいりましょう。まずは2021年の秋に全宇宙のバイク乗りがアッ!と驚く大変身を果たした新型「GSX-S1000」から。単にスタイリングが変わっただけではなかったのですよ! あまりの豹変ぶりにプレスリリースを思わず3度見 マイッタ! ハヤブサとはまた方向性が全然違うゾクゾクするような面白さ。 &nbs…
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優しき猛禽「スズキ ハヤブサ」 〜私情で試乗インプレッション①〜
「オガワさん、ステップアップ試乗会の取材をしていただくとき、気になった車両のインプレもやってみませんか?」とForR編集部からお申し出が。ハイ、喜んで!と、某居酒屋チェーンのような二つ返事で引き受けて、楽しく那須モータースポーツランドを周回した次第です。今回は「ハヤブサ」編。次回は「GSX-S1000と愉快な仲間たち」の2本立てでお送りしますので、ご笑覧ください。 伝説的アルティメット・スポーツ…
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人生変わっちゃった人もテンコ盛り! 来場者のバイクライフまで進歩&向上させる【ステップアップ試乗会】の真実
3月19日(土)・20日(日)に那須モータースポーツランドで開催された「ステップアップ試乗会」。今回はそのときに来場されていた参加者の(ほんの一部ですが)肉声を紹介します。会場を見渡せば、まさに老若男女がニコニコと試乗会を謳歌! 幅広い年齢層のユーザーから熱い支持を得ている、他に類をみないスペシャルな試乗イベントの実態をお伝えしてまいりましょう! 「“チューメン”時代に大型バイクを体験して本当に…
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1000円でバイクライフが激変! 好きなだけ注目車両を体験できる【ステップアップ試乗会】のス・ス・メ
悪いことは言いません。ライダーだったら一度は「那須MSLステップアップ試乗会」を体験しておきましょう。普通二輪免許しか持っていなくても憧れのビッグバイクなどにドカスカ乗ることができるのです。参加料金は1000円ポッキリ! それで約20台の試乗車に乗り放題なのですから1台あたり約50円になる計算(何が?)。筆者も参加して大満足いたしました!! 最新型から定番モデルまでバラエティに富む試乗車! ま…
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コラム&エッセイ
ZZ-R1100という頂点【後編】 ~重厚長大な外観からは想像できない軽快なハンドリングなど、魅力は最高速だけでなかった!~
ZZ-R1100という頂点【前編】を読む ZZ-R1100という頂点【中編】を読む バイク業界うっかりガン無視の静かなデビューから一転、逆輸入車にもかかわらず人気が沸騰したカワサキのフラッグシップ「ZZ-R1100」。最高速に憧れて購入したオーナーたちは、いざ走らせてみると想定外の扱いやすさにも驚き、ますます惚れ込んでいくこととなりました。実は筆者もレンタルバイクで“ZZ-Rショック”を受けた…
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コラム&エッセイ
ZZ-R1100という頂点【中編】 ~1990年代をリードし続けた質実剛健なシャシーと革新的デバイスの見事な調和~
ZZ-R1100という頂点【前編】を読む 「このバイクのスロットルを開け続けたら、いったい何㎞/h出るんだろう?」。いつの時代もライダーの心を捉えて放さない“最高速”への誘惑。量産バイクで世界初の200㎞/h超えを果たしたのが1969年に登場したホンダドリームCB750FOURと言われていますから、それから20余年が経過した1990年に、ようやく実測300㎞/hが見えてきたのです! 総合的な性…
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コラム&エッセイ
ZZ-R1100という頂点【前編】 ~“320㎞/h”明記のスピードメーターが静かに主張したダントツの高性能~
「……シューーーーーンッッズゴォ!!!ォォォォォォォォォーーッ……」 1990年の秋から冬にかけ、モーターサイクリスト誌のアルバイトだった筆者は何度か早朝の“ヤタベ”へと駆り出され、高速周回路での最高速チャレンジをこの目で見ていました。 主役はカワサキZZ-R1100。 公道向け市販車で初めて実測300㎞/hの壁を破る資質を持って生まれたマシンであり、その…
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ツーリング
関東朝めしツーリング【横浜中華街で早朝から営業する名店】絶品のお粥に舌鼓!
神奈川県の横浜市中区山下町にある“横浜中華街”と言えば、全国に名前を知られている観光名所かつグルメの街。同じ横浜市に暮らし始めて15年、何度となく家族で足を運んだものの早朝7時から営業している店があるとは知りませんでした……。いざ調べてみたら誰もが感動するナイスなお味とか!? これは行くしかないと愛車に火を入れたのです!! パスポート不要、バイクで行ける異国へ! ルーツをたどれば1859(安政…
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バイクを買う
【油冷夫婦☆爆誕レポ】その5・まさかのトラブル発生。しかし迅速な対処&解決に妻もご満悦
購入したバイクのキーを店頭で正式に渡され、ドキドキしながらエンジンを掛け、いざ公道へ乗り込んでいくときの高揚感は人生においてもトップクラスの感激体験! これまでマニュアル車の基準がホンダXR100モタードだった妻は、最初の信号待ちで目をうるませながら「すごいすごい!」と感嘆しきり。良き相棒に巡り会えたようです……。 【油冷夫婦】一覧はコチラ 納車時、浮かれ気分が過ぎてしまった人…
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コラム&エッセイ
【80年代“ゼロハン”回顧録 ② 】MBX、WOLF、MTX、GAG、YSR……いろいろ出たけどNSR50がすべてを持っていった
80年代“ゼロハン”回顧録 ① を読む 耐久性、積載性、悪路走破性、低燃費、いやいや単純に楽しけりゃいいじゃん……などと、あらゆる需要に数多くのモデルが応えていた、百花繚乱のゼロハンラプソディ。世はまさにスペック至上主義がまかりとおるレーサーレプリカブームの真っ只中であり、その大波は原付一種クラスをも飲み込みます。紆余曲折があった80年代後半に燦然と現れた“覇車”は小さな巨人でした! お上から…
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バイクを買う
【油冷夫婦☆爆誕レポ】その4・「バイクをエンジョイ!」することだけに集中できる手厚い各種サービスに驚愕!
心に決めた車両を手に入れること、公道を駆け抜けること、置き場所で車体を磨き上げてうっとりすること……。バイクライフはありとあらゆる瞬間が輝きに満ちています。しかし、楽しさの反面、不安なことが多いのもまた事実です。予期せぬ故障や事故、旅先での転倒、悪意ある人間による盗難etc。しかし、レッドバロンで購入すれば懸念は大幅減! 【油冷夫婦】一覧はコチラ 10年来の夢を実現した対価は6…
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コラム&エッセイ
【80年代“ゼロハン”回顧録 ① 】RZ50、MBX50、RG50Γ、AR50……ノーヘルで90㎞/hオーバー!?
「昔は良かった」なんて過去を礼賛する気は毛頭ございませんが、現実社会で実際に起こった出来事として「すごかったよなぁ……」とタメイキが出る事象はバイク界でも山ほどございます。その中のひとつが、やはり1981年から1983年まで燃え上がった“スーパーゼロハン”バトルでしょう。戦いの扉をこじ開けたのは、250㏄クラスに引き続きまたしても“RZ”だったのです。 50㏄クラス初の水冷エンジンを引っさげて……