テールエンドをスッキリさせたい

ホンダ『CRF250L<S>』を自分でチョットだけカスタムしてみた。

▲ホンダ『CRF250L<S>』を自分でチョットだけカスタムしてみた。

 今回もまたレッドバロン葛飾にて新車で購入したホンダ『CRF250L<S>』を、自分でチョットだけカスタムしてみました。こんにちは青木タカオです。

CRF250L<S>ノーマル状態のリヤまわり。

▲CRF250L<S>ノーマル状態のリヤまわり。

 前回はレバーを可倒式にし、ハンドガードとハンドプロテクターを追加装備。今度はリヤまわりをスッキリとさせたい! ずっとやりたいと思っていたのでした。

DRC モトレッド エッジホルダーキット レッドレンズ CRF250L/RALLY '21-23用を買った。

▲DRC モトレッド エッジホルダーキット レッドレンズ CRF250L/RALLY '21-23用を買った。

 購入したのは『DRC モトレッド エッジホルダーキット レッドレンズ CRF250L/RALLY '21-23用』です。純正フェンダーと交換するだけで大幅な軽量化を実現でき、平成33年/2021年の新保安基準適合とのことで選びました。

DRC モトレッド エッジホルダーキット レッドレンズ CRF250L/RALLY '21-23の説明書。

▲DRC モトレッド エッジホルダーキット レッドレンズ CRF250L/RALLY '21-23の説明書。

 フックボルト4カ所を外したら、シートやフェンダーカバーが外れます。説明書を見れば一目瞭然。フェンダーがボルト3ヶ所でとまっていることなど、すぐにわかります。

リヤカバーを外した状態のCRF250L。

▲リヤカバーを外した状態のCRF250L。

 リアまわりの外装を取り払うと、オフロードを走っているせいでしょう、とても汚いことが判明しました。しかしこれは見て見ぬふり。ざっと掃除するだけで作業を進めてしまうボクでした。


 専用設計なので、配線も簡単。カプラーを外して、つなぐだけです。

DRC モトレッド エッジホルダーキット レッドレンズ CRF250L/RALLY '21-23を装着。

▲DRC モトレッド エッジホルダーキット レッドレンズ CRF250L/RALLY '21-23を装着。

 作業は簡単でした。コンパクトなテールライトレンズに満足。道路運送車両法の新基準に対応した『DRC スリムリフレクターキット』を装着して出来上がりました。

DRC スリムリフレクターキットも装着。

▲DRC スリムリフレクターキットも装着。

いざオフロードへ!


 可倒式レバーにし、ハンドガードやハンドプロテクターも備わった。さらにフェンダーレスキットでリヤまわりがスッキリ。オフロードを走りたくて、ウズウズするにキマっています。

CRF250L<S>でダートへ。

▲CRF250L<S>でダートへ。

 というわけで、やってきました。誰もいないダートに車両を停めたら、ひとりでニタニタしながらCRF250Lをフロントから眺めたり、お尻をジロジロ見たりするのが、至福のひととき。


 写真も撮りつつ、自分でチョットだけカスタムしたところをじっくり鑑賞するのでした。

ついに転んじゃった!!


 CRF250Lを眺めるのもすぐに飽きて、オフロードを走ることにします。「そういえば購入して以来、まだ転倒したことがないなぁ」と油断した途端、フロントからスパンと一瞬にしてグリップを失い転ぶのでした。

 左側に車体は倒れ、身体はなんともなさそうです。考えてみると、ダートに来てから空気圧を落としていません。そんなことではいけないなと猛省しつつ、車体を起こしてみるとクラッチレバーは無事。


 しかし、地面にハンドガードを強打したため、ハンドガードが上へずり上がり、ワイヤーごと引きあげたままになってしまっているではありませんか。樹脂製のハンドガードは割れてしまいました。

シフトチェンジができない

 クラッチワイヤーが強く引っ張られたままの状態で、操作ができません。外してみると、ほつれた状態になっています。

 ハンドガードをなおして、ワイヤーも戻します。すると、シフトチェンジができなくなってしまいました。

 クラッチは滑っておらず、切れている。にもかかわらず、シフト操作ができないのです。

レッドバロン葛飾の澤田工場長。

▲レッドバロン葛飾の澤田工場長。

 自宅まで2速または3速固定でやむなく帰り、後日レッドバロン葛飾へ。頼りになるのが、澤田泰二工場長です。【今回は取材のため、特別に許可を得てサービス工場内で撮影しています】

上の写真、矢印で示したのがシフトドラム。ホンダCRF250L。

▲上の写真、矢印で示したのがシフトドラム。ホンダCRF250L。

 シフトチェンジスピンドルが変形していることをすぐに突き止めてくれました。

変形したシフトチェンジスピンドルの爪。CRF250L<S>。

▲変形したシフトチェンジスピンドルの爪。CRF250L<S>。

 シフトドラムにシフトチェンジスピンドルの爪を引っかけ、回転させてシフトチェンジするのですが、上の写真、矢印の部分が大きく変形し、開いてしまっているのがわかるかと思います。右の丸い爪が正常な状態です。


 チェンジペダルへのダメージはほとんど気づきませんでしたが、衝撃を強く受けて爪が開いたのではないかと思われます。


 さらに、その後の走行で無理やりシフトチェンジするなどしたため、クラッチプレートも焼けてしまっていました。

 アッセンブリーでしか部品が出ず、クラッチディスクすべてを新品に交換しなければなりません。ほつれてしまったクラッチワイヤーももちろん交換します。

素早く確実な対応

青木タカオのCRF250L<S>の主治医、レッドバロン葛飾の澤田工場長。

▲ボクのCRF250L<S>の主治医、レッドバロン葛飾の澤田工場長。

 数日後に連絡が入ると、CRF250Lは完調に戻っていました。澤田工場長が作業内容を詳しく説明してくれ、「締め付けトルクはすべて規定値通りに」とのこと。


 ついでにエンジンオイルの交換も依頼しました。レッドバロンのオイルリザーブシステムに入っているので、今回かかったのは交換作業の整備技術料だけ。とってもお得です。

 こうしたトラブルがあっても、すぐに対応してくれるレッドバロンでバイクを買ってよかったと、つくづく思うのでした。


 ちなみにレッドバロン葛飾の澤田工場長は、一流の整備技術と整備品質を目指し、レッドバロンが社内でおこなっている『MEISTER CONTEST(マイスターコンテスト)』において、栄えある副社長賞に入賞を果たした凄腕メカニックです。


 トラブルに見舞われましたが、こうしてすぐに回復。ボクのCRF250Lエンジョイライフはまだまだ続きます。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

■青木タカオのCRF250L<S>エンジョイライフ

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